１．本事業の概要

２．背景

• 本事業は、坂根浄水場及び、老朽化が進む三石第一加圧ポンプ場の更新整備に加え、クリプトスポリジウム等耐塩素性病原生物への対策強化のため坂根浄水場に紫外線処理施設を導入すると共に、備前市水道事業が運営する水道施設等（飲料水供給施設、簡易給水施設含む）の運転管理を一つの事業として民間事業者へ委託するものです。
• 本事業はPFI法（Private Finance Initiative：民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律）の趣旨に準じたDBO（Design Build Operate：設計、建設、運転管理一括発注）方式を採用した事業です。
• 民間事業者の技術力やノウハウを最大限に活用し、安全でおいしい水を長期にわたり安定的に供給すると共に、市水道事業の安定的、効率的な運営の実現が期待されています。

３．本事業の特徴

• 紫外線処理施設の導入を含む水道施設のDBO方式の事業としては、本事業が日本初となります。
• 本事業の整備対象である坂根浄水場は備前市の90％へ供給する最重要施設です。また、運転管理の対象となる水道施設は、市街地から中山間部･離島に至って分布しており、その浄水処理方式も膜ろ過方式から紫外線処理方式まで多岐に渡る等、本事業は重要性が高く、多様性に富んだ事業です。

４．クボタグループの役割

• クボタグループでは、浄水場及び加圧ポンプ場の土木・建築及び機械設備の設計・製作・建設工事及び、市水道施設の運転維持管理業務を担います。
  当社はこのうち浄水場及び加圧ポンプ場の土木・建築工事を担います。

クボタ建設は、長年培ってきた水道施設建設のノウハウを最大限に活用し本事業に取り組み、備前市水道事業の安定的、効率的な運営の実現に寄与し、地域貢献に努めてまいります。