#ダンビー工法

初心者向け解説!ダンビー工法で下水道管を強く・長持ち・安全に再生する方法

2025年11月25日

ブログを閲覧頂き、ありがとうございます。クボタ建設です!
今回は、わかりやすく「ダンビー工法」についてご紹介します。下水道管の老朽化や損傷に悩む自治体や事業者の皆さまにとって、ダンビー工法は非常に有効な管更生技術です。

ダンビー工法ってなに?

ダンビー工法とは、既設の下水道管の内側に硬質塩化ビニル製の帯状部材である「ストリップ」をスパイラル状に巻き立て、同じ素材である「SFジョイナー」で接合し、既設管との隙間に充てん材を注入することで、強度・水密性・耐震性を兼ね備えた新しい管として再生する工法です。

特徴とメリット

✅ 強度アップ
ストリップ背面のT型リブがアンカーとなり、既設管・充てん材・ストリップが一体化し、新管と同等以上の強度を実現します。

✅ 流量アップ
内面の粗さが改善され、流量が既設管以上に確保されます。内空断面の縮小も最小限に抑えられます。

✅ 優れた水密性
かん合部で0.2MPaの外水圧・内水圧に耐える水密性を持ち、下水道から農業用水まで幅広く対応可能です。

✅ 耐薬品性
使用される材料は、下水道管更生工法のガイドラインに定められた耐薬品性能を満たしています。

✅ 耐震性
SFジョイナーが地震時の変位や屈曲を吸収し、水密性を確保。大規模地震にも対応できる設計です。

施工の流れ

既設管の洗浄・補修
高圧洗浄機で管内を清掃し、必要に応じて補修・止水処理を行います。

  • 1. スペーサーの取付
    充てん材注入用のスペーサーを管内に設置します。
  • 2. 製管作業
    ストリップをマンホールから管内に引き込み、スパイラル状に巻き立てます。
  • 3. 充てん材の注入
    既設管とストリップ管の隙間に充てん材を注入し、強固な複合管を形成します。
  • 4. 仕上げ・完成
    管口を滑らかに仕上げ、施工完了です。

よくある質問(FAQ)

  • Q:どんな形状の管にも対応できますか?
    A:円形だけでなく、矩形・馬蹄形・卵形など非円形にも対応可能です。
  • Q:長距離施工は可能ですか?
    A:はい、1スパン750mの施工実績もあり、施工延長に制限はありません。
  • Q:地震に強いって本当?
    A:試験でレベル2地震動にも耐えることが確認されており、耐震性は非常に高いです。

まとめ

ダンビー工法は、老朽化した下水道管を強く・長持ち・安全に更生するための革新的な技術です。施工性も高く、さまざまな現場条件に対応可能。都市インフラの維持管理において、非常に頼れる選択肢です。


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