バングラデシュ人民共和国(以下バングラデシュ)はイスラム国家であり、紛争や独立などの社会的混乱が続く時代もありましたが、近年ではアパレル産業の発展により著しい経済成長を見せています。
しかし水インフラについては、改良整備がほとんど進んでいませんでした。雨季による降水量は十分ながらきれいな水を届ける水道の普及率が低いことや、もうひとつの水源である地下水にはヒ素が含まれていることなどから、安心・安全な水を市民に届けることは急務となっていました。こうした中、バングラデシュ政府は日本政府との間で円借款に調印。2011年、当社で初めてバングラデシュでの工事を行うことになりました。