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バングラデシュ

カルナフリ上水道整備計画
(1期・2期)

Karunaphli Water Supply Project(Phase1&2)/
Chattogram, BANGLADESH

経済成長に見合った水インフラを

バングラデシュ人民共和国(以下バングラデシュ)はイスラム国家であり、紛争や独立などの社会的混乱が続く時代もありましたが、近年ではアパレル産業の発展により著しい経済成長を見せています。

しかし水インフラについては、改良整備がほとんど進んでいませんでした。雨季による降水量は十分ながらきれいな水を届ける水道の普及率が低いことや、もうひとつの水源である地下水にはヒ素が含まれていることなどから、安心・安全な水を市民に届けることは急務となっていました。こうした中、バングラデシュ政府は日本政府との間で円借款に調印。2011年、当社で初めてバングラデシュでの工事を行うことになりました。

工期8年・上水道管総延長100km

プロジェクトの舞台となったのは、古くから国内最大の港町として開け、近年さらに急激な発展を遂げる、バングラデシュ第2の都市・チッタゴン。ベンガル湾に注ぐカルナフリ川から取水し、浄水場を経て、総延長100kmにも及ぶ送・配水管をクボタのダクタイル鉄管を用いて敷設するというバングラデシュ初の大規模インフラ工事でした。

市内にあふれる人の波やカオスとも言える交通状況に加え、度々起こるハルタルと呼ばれるゼネラルストライキ、熱帯モンスーン特有の雨季など、立ちはだかる難題を乗り越えながらも1期工事を工期通りに完成。その実績が評価されて2期工事も受注し、2019年7月、8年掛かりでの完成を迎えることができました。

この工事を通じてチッタゴン市の水道普及率は、工事開始時の47%から85%にまで改善する見込みで、以前は半日以下の時間給水でしたが、断水時間も着実に短くなりつつあります。

プロジェクトを成功に導いた要因は、多くの現地スタッフへ技術力の向上・安全管理の徹底を指導した成果にもありました。「現地での人材育成に努め、水道工事の技術をその国に残す」。これは、海外事業に60年以上にわたり携わってきた当社のモットーのひとつです。

事例概要

<Phase1>

  • カルナフリ上水道整備計画(1期)

  • チッタゴン上下水道公社
    (Chattogram Water Supply and Sewerage Authority)

  • 2012年4月 ~ 2015年11月

  • 導・送・配水管敷設 1式

<Phase2>

  • カルナフリ上水道整備計画(2期)

  • チッタゴン上下水道公社
    (Chattogram Water Supply and Sewerage Authority)

  • 2016年8月 ~ 2019年7月

  • 導・送水管敷設及び施設 1式

※このプロジェクトの詳細はKUBOTA GLOBAL INDEXにも掲載されています。

GLOBAL INDEX

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