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ダンビー工法

老朽化した中大口径管きょをスピーディーに更生

ダンビー工法の歴史は、1992年にオーストラリアのダンビー社より技術導入して以降、様々な改良を重ね、1996年に下水道新技術推進機構より技術審査証明を取得し、その後も新技術を追加・改良を進めながら確立した管更生工法です。

内径800mm~3000mmまでの老朽化した中大口径管きょの改築に適用され、施工方法は、硬質塩化ビニル製の帯板(ストリップ)を既設管きょの内面にスパイラル状に巻き立て、地震時の変形・屈曲等対する耐震性能を有する接合用かん合部材(SFジョイナー)を使って製管します。こうしてできたストリップ管と既設管きょとの空隙に充てん材を注入し、既設管きょと更生部材が一体となった更生管を構築します。

地中にはりめぐらされた管きょは、日々の生活を支えているライフラインです。これらの管きょの中には、老朽化や環境変化によって、ひび割れや木の根の侵入、内部腐食や摩耗等、機能の低下が確認されるものも少なくありません。しかし、埋設されている管きょの周辺には他の地下埋設物が輻輳しており、開削工法による布設替えは、交通障害や生活環境への悪影響などの問題もあり、困難を極めます。こうした問題を解決し、周辺住民の生活に支障をきたすことなく、スピーディーに甦らせます。自由な断面形状と施工延長、幅広い施工適応性、耐震性能の向上、高い強度と水密性、流下能力の向上等、優れた経済性をもつダンビー工法は、新しいものを作るだけでなく、古いものを活かして新しく使うという環境保護に留意した循環型社会に対応する技術です。

特長



構造概要

施工概要(製管時)

施工概要(充てん材注入時)

施工事例(円形きょ施工前)

施工事例(円形きょ施工後)

大口径(φ3000:試験用供試体)



“耐震性がアップ”

SFジョイナーを用いて更生された更生管は、レベル1地震動時の変位を吸収することが可能で、レベル2地震動時にはSFジョイナーの中央溝部が分割することで、更生管に発生した変位や屈曲を吸収し、水密性を確保します。 試験では、更生管に地盤の永久ひずみ相当量(36.5mm)の管軸方向変位と、レベル2地震動相当の屈曲角(1.0度)が同時に作用した状態で、0.2MPaの内水圧を与えても漏水がないことを確認しました。



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