#DXR・DXRⅡ工法

DXR工法とは?水道事業体が続々採用する理由を解説

2025年11月17日

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DXR工法は、小口径シールド工法で構築した鞘管トンネル内に、PN形ダクタイル鉄管を布設する非開削工法です。従来の鞘管シールド工法では、水道本管との口径差が5口径以上必要でしたが、DXR工法では3口径差で施工可能。 これにより、掘削断面は最大49%、中込め量は最大65%削減でき、施工コストと環境負荷の大幅な低減が実現します。

特徴とメリット

✅ 経済性と環境性の両立
• 掘削残土やモルタル量の削減により、カーボンニュートラルにも貢献
• SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」に資する工法として注目

✅ 高い施工性
• 急曲線(R=15m)にも対応可能なDXRシールドを使用。
• 管内で接合作業が完結する継手構造により、接合時間を大幅短縮

✅ 業務効率の向上
• 中間立坑を設けずに長距離施工が可能なため、工事発注を1工区に集約

DXRⅡ工法の登場

さらに進化した「DXRⅡ工法」は、呼び径400~600mmの小口径管に対応。従来のシールド工法より5口径分小さい鞘管(呼び径1000㎜)で施工でき、 R=10mの急曲線や1000m以上の長距離施工も可能です。遠隔操作による継手接合や水圧試験も導入され、より安全・確実な施工が可能となりました。

採用事例から見る信頼性

都市部の難工事現場での採用実績が多数。狭隘な道路や鉄道・河川横断など、 従来工法では困難だった現場でも、DXR工法により円滑な施工が実現しています。住民対応面でも、騒音が少なく苦情がほとんどない点が評価されています。

まとめ

DXR工法は、都市インフラの更新において「経済性・環境性・施工性・効率性」を兼ね備えた理想的な選択肢です。今後も技術改良を重ねながら、全国の水道事業に貢献してまいります。


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