#トピック
「レジリエンス」ってなに?上下水道・インフラの災害・老朽化に備える
2026年06月22日

ブログを閲覧頂き、ありがとうございます。クボタ建設です!
現在の上下水道整備において、「絶対に壊れない施設」を造ることは予算や人材の制約から困難になりつつあります。
そこで近年重要視されているのが、想定外の事態でも機能不全を広げず、早期復旧を目指す「レジリエンス(しなやかな回復力)」という考え方です。
よく混同される言葉に「リダンダンシー(冗長性)」がありますが、レジリエンスが「立ち直るための総合力(目的)」であるのに対し、リダンダンシーは予備電源や連絡管など「予備で支える手段」を指します。
インフラのレジリエンスを高めるためには、以下の「4要素」の組み合わせが不可欠です。
- 抵抗力(被害を防ぐ): 浄水場の耐震化、耐震管への更新、施設のかさ上げなど。
- 吸収力(影響を抑える): 破損時にバルブで区画を切り離す「管網のブロック化」による影響の局所化。
- 代替力(機能を維持する): 非常用自家発電や応急給水車、別ルートからのバックアップ送水。
- 回復力(早期に復旧する): BCP(事業継続計画)の策定、資機材の備蓄、他組織との災害時応援協定。
■ どこから着手すべきか?
すべての施設を一斉に更新することは現実的ではありません。法定耐用年数(40年)を超えた管路などを棚卸しし、「絶対に止められない拠点・幹線」から優先順位をつけることが第一歩ですね。
同時に、BCPにおいて指揮命令系統を明文化し、協定先との訓練を重ねることが実効性を高めます。
「絶対不壊」から「しなやかな回復」へ。 レジリエンス設計の導入により、災害や事故による断水リスクを小さくする道筋が見えるのでないでしょうか。クボタ建設としては今後も技術で協力していきたと思います!

